除毛と脱毛の違いを徹底追及

現在、広い定義で脱毛という言葉が使われているので、
除毛と脱毛の区別が出来ていない人が多いと感じます。

現にムダ毛処理のアイテムでも実際は除毛なのに
脱毛と言っている物も沢山あります。

しかし、除毛と脱毛は全く別で、
違いを理解していないと誤ってムダ毛処理をしてしまいます。

正しい知識があることで、どのようにムダ毛処理をすれば良いのか、
そのアイテムのメリットやデメリットがわかるようになります。

まずは除毛と脱毛の違いをしっかりと理解できるようにしてください。

除毛と脱毛の違いを理解する

除毛と脱毛の違いは簡単に以下のようになります。

・除毛・・・お肌の表面に出ているムダ毛をその都度処理する
・脱毛・・・少しずつ毛根にダメージを与えてムダ毛の生える量を減らす

除毛は手軽に出来る分、半永久的にやり続けばければいけません。

対して脱毛は、時間をかけてじっくり行わなければいかず、
時間もお金もかかりますが、一度脱毛が終われば、
ムダ毛が生えなくなったり、生えても産毛くらいだったりします。

しかし今は脱毛と名の付くアイテムが沢山販売されているため
除毛なのに脱毛だと勘違いしている人がいます。
世に出ている脱毛アイテムはほぼ除毛アイテムです。

脱毛が出来るのは、フラッシュやレーザーを使った脱毛器と
電気針脱毛だけと理解してください。

脱毛 除毛
仕組み レーザーやフラッシュなどで毛根にダメージを与える お肌の表面に出ている毛を剃ったり、抜いたり、溶かしたりする
効果 毛が生えなくなる、生える量が減る、毛が薄くなる その都度普通に毛が生える

除毛について

脱毛と除毛が曖昧なのは、除毛の事を脱毛と表現しているからです。
特に先ほどお話したように脱毛と名の付く除毛アイテムが多いので混乱してしまいます。

除毛アイテム

  • ブラジリアンワックス
  • 脱毛石鹸
  • 除毛クリーム
  • 電気シェーバー
  • カミソリ
  • 脱毛タオル
  • 毛抜き
  • ヒートカッター
  • 脱色剤

この他にもまだまだありますが、
これらのアイテムは全て除毛で脱毛ではありません。

しかし、中にはブラジリアンワックスや脱毛石鹸などを使うと
毛が生えてくるのが遅くなったり、毛が薄くなったりするという表現をする人もいます。

しかし、それは純粋にワックスは毛を抜くので毛周期が乱れて
毛が生えるのが遅くなるように感じるだけで脱毛効果はありません。

また、脱毛石鹸というのはイソフラボンが含まれている物もあり、
イソフラボンは女性ホルモンと同じ働きがあり、
毛を薄くする効果もありますが、それも一時的な効果です。

根本的に毛を生えなくしたり、毛を薄くしたりするためには
毛根(毛乳頭や毛細細胞)にダメージを与えなければいけず、

これらのアイテムではそれは不可能です。

そもそもクリームや石鹸、ワックスなどで脱毛出来るなら、
わざわざ高いお金と時間をかけてクリニックやサロンに行く必要はありません。

脱毛について

脱毛は、レーザーやフラッシュの光を用いた脱毛器で毛根にダメージを与えるか、
毛穴に特殊な針を刺して電気を流し毛根にダメージを与える方法しかありません。

具体的に脱毛ができる方法は以下のみです。

脱毛方法

  • クリニック
  • 脱毛サロン
  • 家庭用脱毛器(フラッシュ脱毛器)

クリニック

医療レーザー脱毛
クリニックで行うのは医療脱毛と言われるもので、
永久脱毛する事が出来ます。

クリニックで脱毛すれば、
ほぼムダ毛が生えることはありませんし、
ムダ毛の自己処理でお肌を傷つけることはなくなりますから、
肌トラブルも少なくなります。

しかし、保険適用外なので料金は高く、
出力の高いレーザー脱毛をするので痛みも伴います。

脱毛サロン

脱毛サロン
脱毛サロンで行うフラッシュ(IPL)脱毛は、
医療脱毛に比べ出力が低く、脱毛効果が弱いので永久脱毛は出来ませんが、
お肌に優しく痛みの少ないのが特徴です。

また、医療脱毛に比べれば料金が安いので、
あまりお金を使うことができない若年層に人気でもあります。

脱毛サロンは、最も利用者が多い脱毛法でもあります。

家庭用脱毛器(フラッシュ脱毛器)


今は自宅でも脱毛できる時代で、
高性能の家庭用脱毛器を使えばサロンと同等の脱毛が出来てしまいます。
サロンよりも脱毛期間が短く、価格も安いので、
無理してサロンに行く必要もないくらいです。

しかし、家庭用脱毛器というのはあくまでもフラッシュ脱毛器のことで、
電気シェーバーではありません。

中には電気シェーバーや除毛器でも
脱毛器と表現して販売している物もあります。

毛根にダメージを与え脱毛できるのはフラッシュ脱毛器のみです。
(レーザー脱毛もある)

また、フラッシュ脱毛器でも価格の安い物はありますが、
低価格な脱毛器は一時的にムダ毛が綺麗になってもすぐに元に戻るので、
高性能の家庭用脱毛器を購入する必要があります。

家庭用脱毛器は最も安く脱毛できる方法でも、
しっかりと脱毛するにはある程度お金が必要です。

脇だけなら、サロンのキャンペーンを利用すれば安く脱毛できますが、
広範囲脱毛するには安くできる方法はありません。
家庭用脱毛器でも高性能の物は7万円はします。

もちろん、7万円出せば何度でも全身脱毛できるメリットはあります。

家庭用脱毛器の人気ランキング7選!ガチで効果のある厳選脱毛器

除毛のメリットとデメリット

除毛は最も手軽に出来るムダ毛処理なので、
多くの人が行っている方法です。

メリットもありますが、当然デメリットもあります。
除毛を続けるなら両者をしっかりと把握しておいて下さい。

除毛のメリット

除毛のメリット

  • 手軽で簡単にムダ毛処理が出来る
  • クリームやワックスを使えば一瞬で広範囲の除毛ができる
  • すぐにムダ毛を綺麗にできる

除毛はカミソリを使えばあまりコストもかからず
綺麗にムダ毛処理できるのが最大のメリットです。

また、ブラジリアンワックスや除毛クリームを使えば、
広範囲のムダ毛を一瞬で綺麗に出来るので、
剛毛の人にもメリットがあるアイテムもあります。

基本的に普段あまりムダ毛処理をしない人は
この除毛を中心に処理していけば良いでしょう。

除毛のデメリット

除毛のデメリット

  • お肌への負担が大きい
  • 将来肌トラブルを起こす可能性が高い
  • その都度処理するので面倒

除毛の最大のデメリットは、
お肌への負担が大きく、将来、埋没毛や色素沈着・シミ、肌荒れなどの
肌トラブルを起こす可能性が高いという事です。

毛抜きによる肌トラブル

特にカミソリ、除毛クリーム、ブラジリアンワックスは、
角質層を傷つけたり、毛穴を傷つけたりするので、
お肌のバリア機能が低下し、シミになりやすく、
皮膚も固くなることもあります。

ムダ毛処理をあまりしない人は良いのですが、
除毛の回数が多くなる剛毛の人や敏感肌の人は除毛はお勧めできません。

除毛は電気シェーバーが基本

電気シェーバー

普段除毛する際は、電気シェーバーを使って下さい。

電気シェーバーはお肌に直接刃が当たらないので、
あまりお肌を傷つけることはありません。

1mm~3mmくらい毛が残る可能性はあっても、
十分に目立たないくらいには出来ます。

どうしてもカミソリを使う場合、以下の点に注意してください。

ムダ毛処理の手順

  1. 入浴後に毛穴を開かせた状態にする(温かいタオルでも良い)
  2. 必ずシェービングクリームを使う
  3. 刃が綺麗なカミソリで剃る
  4. 保湿する

また、除毛クリームやブラジリアンワックスも
普段使いではなくたまに使う程度にして下さい。

除毛クリームやブラジリアンワックスは、
短期的に見ればカミソリよりもお肌への負担は大きいです。

脱毛のメリットとデメリット

ムダ毛の悩みを根本的に解決したいなら、
脱毛しか方法はありません。

今は手軽に脱毛できる時代なので、
性別や年齢問わず普通に皆さん脱毛をしております。

ムダ毛の悩みがあるのなら、
脱毛しない理由はあまりないと思います。

それでは脱毛のメリットやデメリットを紹介していきます。

脱毛のメリット

脱毛のメリット

  1. ムダ毛処理をする必要はなくなる
  2. ムダ毛処理の回数を減らせる
  3. 肌トラブルのリスクを下げられる
  4. ムダ毛処理の手間がなくなる
  5. お肌を露出する服を着ても気にならない

脱毛の最大のメリットは、
ムダ毛処理をする必要がない、もしくは回数を減らせることです。

医療脱毛で永久脱毛すれば除毛する必要はありませんし、
サロンや家庭用脱毛器でも産毛くらいしか生えてきませんから、
除毛の回数を極端に減らせます。

また、除毛しなくて良いので肌トラブルのリスクを下げる事も可能です。

ムダ毛処理はお肌にとって決して良い事ではありませんから、
お肌を綺麗にしたいなら脱毛はおすすめです。

脱毛のデメリット

脱毛のデメリット

  1. お金がかかる
  2. 脱毛完了まで時間がかかる
  3. 痛みが伴う
  4. 脱毛期間中は日焼けできない

脱毛はお金がかかり、脱毛期間が長いのがデメリットです。

全身脱毛しようと思えば、
クリニックで約50万、サロンで約30万、家庭用脱毛器でも7万円はします。
その上、脱毛期間もクリニック1~1年半、サロンで3~5年、
家庭用脱毛器は1~1年半かかります。

もちろん、これはあくまでも全身脱毛する場合で、
部分的な脱毛ならもっと安く出来てしまいます。

例えば、毎月行っているミュゼのキャンペーンなら
数百円でワキやVラインの脱毛が出来てしまい、
クリニックでもワキだけなら2万円もあれば永久脱毛出来てしまいます。

家庭用脱毛器以外は、全身脱毛するにはハードルは上がりますが、
脱毛する部位を絞れば安く脱毛できる方法もあります。

また、全身脱毛する場合でも今は月額制の料金設定をしているクリニックやサロンも多いので、
意外と負担は少なくて済みます。

しかし、脱毛期間に関しては毛周期の関係で、
部分的な脱毛でも1年以上は必要です。

除毛と脱毛結局どちらが良いの?

除毛と脱毛どちらが良いのかは、
ケースバイケースなので、個人差があります。

毛の量が少なくて薄い人は除毛で十分ですし、
剛毛の人やムダ毛が気になる人は脱毛するべきです。

とりあえず、ここで紹介した特徴を理解して、
自分に合った方法を選択してください。