子供のムダ毛処理
「子供が濃いムダ毛を気にしている」「うちの子は毛が濃い」
などに悩むお母さんも多いと思います。

しかし、どのように子供のムダ毛処理を良いのかわからない。
無理に処理してようとしてお肌がぼろぼろになるケースもあります。

中には気にしない親御さんもいますが、
そうしたことがいじめの始まりになるケースもありますので、
子供のムダ毛処理はとても大切です。

そこで、このページでは子供の正しいムダ毛処理について紹介していきます。

安易に脱毛が良いとか、この商品が良いとかというのではなく、
ただし知識を見つけ、それぞれのムダ毛処理のメリットとデメリットを把握してから行って下さい。

子供のムダ毛のメカニズム

子供のムダ毛が生えだしてくるのは、
第二次性徴期と言われる時期です。

個人差はありますが、
男の子は11歳から始まり17歳~18歳まで続きます。
早い子は9歳から始まるケースもあります。

女の子は男の子よりも早く
10歳くらいからはじまり、17歳~18歳くらいまで続きます。
早い女の子だと7歳から始まることもあるようです。

この時期から脚や腕はもちろん、脇、陰毛、髭などが生えだしてきます。
どのくらいの量が生えるのかは遺伝的な要素が大きいので個人差はありますが、
この第二次性徴期に毛が濃いと感じます。

毛周期が安定しない

毛周期

体内には約130万本の毛があると言われていて、
その毛が成長してから抜け落ちるまでの期間を毛周期と言います。

子供の第二次性徴期はホルモンバランスの関係で毛周期が安定しません。
そのため体内にある毛が急に成長してきたり、1回の成長期で生える毛量が多くなったりします。

ですから、毛の濃さや毛量には個人差はありますが、
子供の第二次性徴期でのムダ毛が気になるのはある意味仕方のない事なのです。

また、生えてくるムダ毛を減らしたり、
薄くしたりするのも難しいと思います。

もちろん、脱毛することは出来ますが、
第二次性徴期を終えて成人の体質にならないと効果が限定されます。

例えば、一時的に毛が生えなくなっても、
急にまた生えるようになるという子もいます。

なので、この時期にムダ毛が濃くて悩んでいる子供は
お肌に負担をかけずに丁寧にムダ毛処理をしていくのが大切です。
残念ですが、まったく毛を生やさなくすることは難しいと思います。

子供のムダ毛を剃ると濃くなる

子供のムダ毛を剃ると毛が濃くなるという人がいます。

一般的には剃ることで毛が濃くなるという医学的な根拠はありませんが、
実際のところはわからないと言った方が正しいです。

今の医学が完全にムダ毛のメカニズムを解明できているわけではないのです。

しかし、濃くなるという理由もあります。

剃り過ぎた場合

ムダ毛を剃って毛が濃くなったと感じるケースの一つは、
剃り過ぎでお肌を痛めてしまい、皮膚が外敵から守ろうとして毛が太くなることです。
これは十分にありえます。

ムダ毛の処理はこれから紹介しますが、
子供のムダ毛を剃る場合、皮膚を傷つけないように処理する事が大切です。

断面が太いので濃いように感じる

ムダ毛は根元が太く、先に行ければいくほど細くなります。
ムダ毛を剃ると、綺麗にはなりますが、
次に生える時は当然根元の太い部分から一気に生えるので濃いと感じてしまうのです。
ムダ毛を剃って毛が濃くなったと感じる多くの理由はそれです。

しかし、根本的に毛が太くなったわけではなく、
濃いと感じるだけなのであまり気にする必要はありません。

子供におすすめのムダ毛処理

子供のムダ毛処理の仕方は沢山ありますが、
基本このおすすめの方法を実践していれば問題ありません。

電気シェーバー

電気シェーバー

基本となる子供ムダ毛処理は電気シェーバーです。
電気シェーバーはお肌に直接刃が触れることなく、
ムダ毛を剃れるのでお肌にも安全です。

また、今は部位別の電気シェーバーも販売されていて、
よりお肌に優しく綺麗に処理できます。

ただし、本当に細い産毛は処理しにくいかも知れません。

また、根元から剃れるわけではありませんから、
ムダ毛処理の回数は多くなります。

しかし、電気シェーバーは最も安全に子供のムダ毛処理ができるアイテムです。

抑毛ローション

抑毛ローション

抑毛ローションはお肌に付けるだけで、
生えてくる毛が薄くなる優れものです。

しかもローションですから、
お肌に負担がなく、スキンケアしながら抑毛できるメリットもあります。

仕組みとしては、抑毛ローションに含まれているイソフラボンが
女性ホルモンと同じ働きがあり、
お肌に付けることで、毛を太くする男性ホルモンを相対的に下げて、
ムダ毛を薄くしていきます。

抑毛ローションのメリット

  • お肌に付けるだけで毛が薄くなる
  • ムダ毛処理の回数を減らせる

抑毛ローションのデメリット

抑毛ローションにもデメリットは沢山あります。
決して万能ではありません。

抑毛ローションのデメリット

  • 効果が出ない事もある
  • 即効性はない
  • 使い続けなければいけないのでコストがかかる

抑毛ローションは薬ではなくただの化粧品です。
当然化粧品ですから、効果が出ない事もあります。

また、例え効果があっても、すぐに効果を感じるものではありません。
個人差はありますが、1ヵ月くらいは続けないと、毛が薄くなったり、
生えてくる量が減ったりしないと思います。

しかも、抑毛ローションは普通のコスメより若干高いので、
使い続けるにはコストがかかり、使う事を止めればすぐに元に戻ります。

しかし、それでも効果を感じる人の方が多いですし、
子供に優しい物なので使うメリットの方が多いです。

子供におすすめしないムダ毛処理

ここで紹介する子供のムダ毛処理は、
絶対にダメと言うわけではありませんが、出来るならしないほうが無難です。

子供のお肌は繊細で無理なムダ毛処理を行うと今は良くても
後々肌トラブルを起こしてしまう可能性が高いです。

カミソリ

カミソリ

ご存知の方も多いと思いますが、
子供のムダ毛処理でカミソリはNGです。

今は良くても使い続けていると後々お肌がボロボロになります。
先ほどお話したように余計にムダ毛が太くなったり、皮膚が固くなったります。
また、将来シミの原因にもなります。

どうしてもカミソリを使う場合、
シェービングクリームを塗って毛の流れに逆らわず剃って下さい。
そして、処理した後は、必ずローションや乳液などで保湿を忘れずに。

毛抜き

毛抜き

毛抜きはカミソリと同じかそれ以上使ってはいけないアイテムです。

毛抜きは手軽に使えますし、根元からムダ毛を抜くので、
毛が生えるのが遅くなる印象があります。

しかし、毛抜きは様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。

子供が毛抜きを使う際の肌トラブル

肌トラブル

  • 毛嚢炎
  • 埋没毛
  • 色素沈着

毛抜きを使うと毛がお肌に埋もれてしまい埋没毛をお越し黒いブツブツのようになる可能性がありますし、
抜いた毛穴から雑菌が入り毛嚢炎になることも多々あります。
また、皮膚に刺激が加わることでメラニン色素が活性化して色素沈着を起こす可能性もあります。

子供のお肌は新陳代謝が良く、そうした肌トラブルはすぐに改善するかもしれませんが、
後々必ず治りにくい肌トラブルになります。

除毛クリーム

除毛クリーム

除毛クリームは一瞬でムダ毛を綺麗にできます。

しかし、除毛クリームに含まれている成分がたんぱく質である毛を溶かすと同時に
お肌もたんぱく質で構成されているため、お肌も溶かしてしまいます。
そのため肌荒れが激しくなり、皮膚のバリア機能も低下して、
外敵な刺激に対して抵抗力が弱まります。

脱毛ワックス

脱毛ワックス

脱毛ワックスも除毛クリーム同様に簡単に綺麗にムダ毛を綺麗に出来る反面、
毛を無理やり抜くので、毛嚢炎や埋没毛の原因にもなります。

また、勘違いしている人もいるのですが、脱毛ワックスには脱毛効果はなく、
あくまでも一時的にムダ毛を処理するだけの除毛です。

毛抜きのように根元から抜きますから、
生えてくるのが遅く感じても、その都度処理しなくてはいけません。

脱色クリーム

脱色クリーム

脱色クリームはムダ毛処理するのではなく、
ムダ毛の色を抜いて金色ぽっくして毛を目立たなくする物です。

ムダ毛処理にはなりませんが、確かに目立たなくなるので、
ムダ毛処理の応急処置にはなるかも知れません。

しかし脱色クリームは脱色するための特殊な成分が含まれておりお肌への負担も大きいです。
除毛クリームのように肌荒れが起こり、お肌のバリア機能が低下し、シミになる可能性もあります。

子供の脱毛はおすすめなのか?

今は子供でも脱毛する時代です。
実際に脱毛サロンでキッズコースがあるくらいです。

しかし、一概に子供脱毛は賛成はできません。
何故なら、先ほどお話したように第二次性徴期はホルモンバランスや毛周期が安定せず、
脱毛して一時的に効果があってもまた生えてくるようになる可能性が高いからです。

子供の脱毛で肌トラブルばかり心配する親御さんは多いのですが、
実は効果が限定的だという事が大きなデメリットになります。

もちろん、完全に脱毛は出来なくても減毛はできるので、
ムダ毛が濃い悩みを解消できるメリットは大きです。

脱毛クリニック

医療レーザー脱毛

脱毛クリニックの中には子供の脱毛をしないところや
積極的に子供脱毛をするクリニックもあります。

当サイトとしては、通常の医療レーザー脱毛は基本お勧めしません。
何故なら、お肌へのダメージが強いからです。
中にはお医者さんがおすすめしてくれたので、レーザー脱毛をするという人もいますが、
全てを鵜呑みにしてはいけません。

レーザー脱毛をおすすめしない理由

  • 子供への脱毛効果は不安定
  • 痛みが強い
  • 肌トラブルのリスクが高い

蓄熱式脱毛がおすすめ

バルジ領域

通常のレーザー脱毛はおすすめしませんが、
どうしてもクリニックで子供の脱毛をしたいなら、
ダイオードレーザーの蓄熱式脱毛がおすすめです。

蓄熱式脱毛とは従来のレーザー脱毛のように毛乳頭に熱を与えるのではなく、
バルジ領域という毛を再生させ発毛因子作り出す器官に
光をあてて脱毛するという仕組みです。

レーザー脱毛との違い

■お肌に優しい
■痛みが少ない
■毛質・肌質に関係なく脱毛出来る

この方法なら子供でも安心し脱毛していくことが出来ます。

しかし、全てのクリニックで蓄熱式脱毛が出来るわけではありません。
蓄熱式脱毛ができる機器は高価なので置いていないクリニックも沢山あります。
(そうしたクリニックはレーザー脱毛させようとする)

有名な機種でソプラノというものがありますので、
それを置いているクリニックを探せば良いでしょう。

脱毛サロン

脱毛サロン
中には子供の脱毛でサロンをオススメしない人もいます。
確かにサロンは、医療機関でもありませんし、医者がいるわけでもありません。
医学に関しては素人と同じです。

しかし、脱毛サロンで使われているフラッシュ脱毛は、
医療脱毛に比べ出力が低く、安全性ならサロンの方が高いです。

サロンのフラッシュ脱毛は脱毛効果は医療脱毛に比べ劣りますが、
その分お肌への負担も少なくなります。

フラッシュ脱毛

ほとんどの脱毛サロンはフラッシュ(IPL)脱毛です。
このフラッシュ脱毛は、レーザー脱毛と脱毛する仕組みは同じで、
光の種類だけ違います。

レーザー脱毛のように少ない回数で脱毛を終わらせる事はできなくても、
回数を増やすことでお肌への負担を下げながら綺麗に脱毛できるメリットがあります。

もちろん脱毛なので100%安全という事は言えませんが
子供でもほぼ安全だと言って良いと思います。

SHR脱毛・ハイパースキン脱毛

SHR脱毛やハイパースキン脱毛というのは、
名称が違うだけで、クリニックの蓄熱式脱毛と仕組みは同じです。

フラッシュ脱毛に比べよりお肌へのダメージが少なく、
多くの子供が利用しております。

クリニックの蓄熱式脱毛との違いは効果です。
脱毛サロンの効果は弱く永久脱毛はできません。

特に子供はクリニックでも効果が不安定なのに
さらに効果が低いデメリットはあります。

しかし、一時的に子供のムダ毛の悩みを解消できるだけの効果はありますから、
クリニックの高い料金を考えればSHR脱毛やハイパースキン脱毛も検討の余地ありです。

どちらせによ、サロンで脱毛するならSHR脱毛やハイパースキン脱毛がおすすめです。

家庭用脱毛器

今の家庭用脱毛器は性能が高くなり、
高性能の脱毛器ならサロンと効果は変わりません。
実際に家庭用脱毛器を使っている子供も沢山います。

また、家庭用脱毛器は出力を自由に設定できるので
肌へのダメージは少なく使い方も簡単です。
なので、高性能の脱毛器と言う前提なら家庭用脱毛器もおすすめです。

しかも家庭用脱毛器はカートリッジが交換が出来る物なら半永久的に使えるので、
脱毛してムダ毛が生えてきても、
何度でも照射できる分コストは安いです。

しかし、家庭用脱毛器の主流もサロンと同じフラッシュ脱毛です。

フラッシュ脱毛はSHR脱毛・ハイパースキン脱毛に比べ脱毛効果は高いですが、
お肌への負担も大きくなります。

普段の食事で子供の濃いムダ毛を改善する

子供のムダ毛を気にするなら、食事でも気を付けて上げましょう。
普通にムダ毛処理のような即効性はありませんが、
普段からムダ毛を気にした食事をするとムダ毛が薄くなる事もあります。

大豆イソフラボンを摂取する

大豆イソフラボン
抑毛ローションでお話したようにイソフラボンは
女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きがあるので
ムダ毛を薄くする性質があります。

また、食事で難しいならサプリを摂取するのもおすすめです。

大豆イソフラボン含有量

  • 納豆1パック⇒65.0mg
  • 豆腐1/2丁⇒55.0mg
  • 油揚げ1/2枚⇒52.5mg
  • きな粉 おおさじ1 ⇒15.6mg
  • みそ おおさじ1⇒7.2mg

GI値が低い食品を摂取する

G1値
GI値(グリセミック指数)というのは、
体外から摂取した炭水化物が分解され、糖に変わるまでのスピード値です。

簡単に言うと、GI値が低い食品を摂取することで血糖値の上昇を抑え、
GI値が高い食品を摂取する血糖値を上昇させるという事です。

血糖値を上昇させてしまうと男性ホルモンの分泌を促してしまいます。
男性ホルモンは毛を濃くしますので、ムダ毛で悩む子供にはおすすめできません。
ですから、GI値が低い食品を摂取して急激な血糖値の上昇を抑える事も必要なのです。

GI値が低い食品

  • そば・玄米
  • レタス・キャベツ・ブロッコリー(葉物系)
  • ナッツ・ヨーグルト・チーズ
  • りんご・いちご