埋没毛
ムダ毛処理をしていると黒くぶつぶつのような状態になる
埋没毛で悩んでいる人も多いと思います。

埋没毛は肌トラブルではありますが、ほおっておけば治ることもありますし、
そこまで気にする必要はないケースも沢山あります。

ただ、とてもお肌が汚く見えてしまい
コンプレックスに感じてしまうこともあります。

埋没毛で大切なのは正しい知識を身に付けることです。

埋没毛を綺麗にしようと誤った治し方をしたり、
より埋没毛をひどくするようなムダ毛処理をしていると
症状が酷くなり、大きな肌トラブルの原因にもなります。

当ページでは埋没毛の正しい知識や治し方、原因などを掘り下げて紹介していきますので、
現状埋没毛で悩んでいる人は参考になると思います。

そもそも埋没毛って何?

何かしらの肌の異常が原因で、
お肌の表面に毛が出ずに、皮膚の中で毛が留まっている状態を埋没毛といいます。
別名、埋もれ毛という言い方もします。

この埋没毛は、黒いぶつぶつが出来ているように見えるので気になる人も多いと思いますが、
お肌のターンオーバーにより排出されることもありますので、
自然に改善されることも多々あります。

しかし、ムダ毛処理の方法を間違えたり、正しい対処法を知らなかったり、人によったりしては
毛が出てこなくなり、色素沈着や毛嚢炎になるケースもあります

埋没毛ができやすい特徴

埋没毛は、毛の生える部位なら何処でも発生する可能性があります。
その中でも特に埋没毛が出来やすい部位や毛質などの特徴もあります。

埋没毛が出来やすい特徴

  1. 毛が濃くて太い部位全般
  2. 皮膚が柔らかく毛の生えている方向がバラバラなVライン・脇・太もも

毛が濃くて太い部位全般

すね毛や腕など毛が濃くて太い部位は埋没毛になりやすいです。
もちろん、全身ムダ毛が濃い方なら全身埋没毛になりやすいとも言えます。

原因は至ってシンプルで毛が太くて濃い部位は、
ムダ毛処理の回数が多くなり、お肌へのダメージを受けやすいからです。

また、ひざ下のすね毛は、毛が下に向いて生えているため、
早く綺麗に剃るために毛先とは逆に上に向かって
剃ってしまうため埋没毛になりやすくもあります。

皮膚が柔らかく生え際が向がバラバラなVライン・脇・太もも

Vラインや脇、太ももは毛が濃くて太いということもありますが、
皮膚が柔らかく毛の生え際がバラバラなので埋没毛になりやすいです。

皮膚が柔らかいということはその分お肌へのダメージを受けやすく、
毛の生え際がバラバラなので毛並みに剃ってムダ毛処理ができないため、
お肌を傷つけやすく埋没毛になりやすいのです。

埋没毛の原因

埋没毛原因のイラスト
埋没毛の原因は簡単に言うと、乾燥やムダ毛の自己処理でお肌にダメージを受け、
角質層が厚くなってしまい、毛が表面に出られないことです。

つまり、お肌をしっかりとケア出来ていないからです。

それでは具体的な埋没毛の原因を見ていきましょう。

カミソリでの自己処理

カミソリが絶対的に悪いわけではありません。
お肌の状態は個人差もあり、正しく使っていれば埋没毛を防げる可能性もあります。

しかし、カミソリはムダ毛を剃ると当時にお肌の角質層を削り、
角質層は外部の刺激からお肌を守ろうとして角質層を固くしたり、カサブタになったりして、
ムダ毛が表面に出にくくなってしまいます。

埋没毛を防ぐなら極力カミソリを使わないことに越したことはありませんが、
どうしても使う場合は以下を注意して使用してください。

カミソリの注意点

  1. 毛の生えている逆方向に剃らない
  2. シェービングクリームを使わない空剃りはしない
  3. 綺麗に剃ろうとして力を入れ過ぎない

脱毛ワックスや毛抜きを使わない

毛抜きやワックスで埋没毛になるリスクは高いと思います。

毛抜きも脱毛ワックスも無理やり毛を抜くことになり、
お肌に大きな負担を与えます。
そして毛根が傷つくことで、お肌の防御機能が働き、角質化やカサブタ状態になって埋没毛になりやすくなります。

お肌の乾燥

お肌が乾燥していると角質層が荒れていてお肌のターンオーバーが乱れ、
角質層をため込んで角質化していき、埋没毛になりやすくなります。

また、ムダ毛の自己処理の回数が多くなるとお肌が乾燥する原因にもなり、
埋没毛になるリスクも高まります。

埋没毛の治し方

それでは具体的な埋没毛の治し方を紹介していきます。
様々な方法がありますので、簡単な方法から試していってください。
よっぽど酷い埋没毛でない限り、自分で治せるはずです。

スクラブやピーリングで角質除去する

ピーリング剤
<出典:amazon
スクラブやピーリングで角質除去するのが確実に自分で埋没毛を治すことができる方法です。

スクラブ⇒細かな粒子の研磨剤が角質を除去する
ピーリング⇒酸性の薬剤が角質層を溶かす

スクラブやピーリングは古い角質を除去し、ターンオーバーを正常に戻すように促す効果があります。
すぐに効果ができるわけではありませんが、使い続ければ自然の埋没毛を治すことが可能です。

どちらが良いかは相性の問題で一概には言えません。
ただ、ピーリングはニキビケアにも使われるように
毛穴の余分な皮脂を除去する働きもあるので、埋没毛で黒ずんだお肌を明るくする働きもあります。

しかし、どちらもお肌への刺激が強く、敏感肌の人は肌荒れを起こす可能性がありますし、
スクラブは使いすぎると必要な角質まで取り除いてしまい色素沈着を起こす可能性もあります。

1週間に1~2回のペースで使っていき、気長に改善するようにしてください。

徹底的に保湿する

保湿
埋没毛になるのはお肌の乾燥が大きな原因になっておりますので、
毎日保湿を続けると改善されることがあります。

特にお風呂上がりの毛穴が開いている状態で、化粧水やクリーム、乳液などを使い
マッサージするように保湿してあげれば摩擦の力で毛が抜けてくることもあります。

保湿剤は何でも良いですが、できるだけ保湿力の高い美容クリームがおすすめです。

この方法もすぐに効果ができるわけではありませんが、
根気よく続けることで最も安全で少しずつ埋没毛が綺麗になってきます。

お肌を温めて毛穴を広げて抜く

お肌を温める
絶対におすすめできる方法ではありませんし、
逆に失敗すれば毛穴を傷付け黒ずみや色素沈着になる可能性もあります。

埋没毛の治し方

  1. 40~45度の熱いお湯に浸したタオルでお肌を2分ほど温める
  2. 皮膚の表面に毛が出ているのを確認する
  3. 消毒された毛抜きで抜く
  4. 保湿する

ここでのポイントは、毛穴をしっかりと開かせるために
お肌をよく温めることです。
少し熱いくらいでちょうど良いと思います。

2~3分温めれば、表面から飛び出てくる毛もあるので、
その毛だけを抜いてください。
お肌の中にある毛を無理やり抜こうとすると毛穴を傷付けてしまします。

この4つもポイントはどの工程も大切ですから、
しっかりと守ってください。

炎症がひどい場合の対処法

埋没毛炎症
<出典:RUCIA

埋没毛がひどくなり毛嚢炎などの炎症を起こしている場合、
皮膚科に行って治療をしましょう。

通常の埋没毛は美容と同じ扱いになり保険適用外で実費になる可能性もありますが、
炎症を起こしていれば保険が利く普通の治療ができます。

埋没毛にならための予防

埋没毛で最も大切なのは、普段から埋没毛にならないための予防をしておくということです。
埋没毛にならいということは、丁寧な自己処理やスキンケアをしているということですので、
お肌にとても良いということにもなります。

電気シェーバーを使う

普段のムダ毛の自己処理は電気シェーバーがおすすめです。

電気シェーバーはお肌に直接刃を当てないので、
お肌を傷つけることなくムダ毛処理をしていけます。

カミソリを使うというのはその都度お肌に負担をかけているので、
埋没毛以外の肌トラブルも引き越してしまいます。

ムダ毛処理の基本は電気シェーバーにして、
どうしてもカミソリを使いたい場合は、
冒頭の方でお話したポイントを守って使いましょう。

風呂場でムダ毛処理をしない

お風呂場でムダ毛処理をする人は多いのですが、
風呂場は皮膚が柔らかくなっており、そこでカミソリを使うと余計に角質を削ってしまい、
埋没毛のリスクが高まります。

また、お風呂場では電気シェーバーも基本はNGです。

今は防水の電気シェーバーがあるので、お肌を傷付けなくムダ毛処理は出来ますが、
お風呂場は様々な殺菌が繁殖しているので、毛穴に菌が入る可能性もあります。

しかも、お風呂に電気シェーバーを置いておくと、刃が酸化してさび付き、
それで自己処理すれば電気シェーバーといえども、肌トラブルを起こす危険性もあります。

毎日の保湿

埋没毛の治し方でもお話したように毎日の保湿は欠かさないで下さい。

そもそも埋没毛に限らず肌トラブルの最も大きな原因はお肌の乾燥です。
お肌を乾燥させず保湿しとけばそうそう肌トラブルにはなりません。
例え埋没毛が治っても保湿は続けてください。

自己処理の回数を減らす

自己処理の回数が多い部位は埋没毛が出来やすいので、
自己処理の回数を減らすだけでも埋没毛のリスクは下げられます。

毛の量には個人差がありますが、どんなに頻度が短くても
1週間に1度程度が無難です。

自己回数が多いと、お肌の修復が間に合わず、
ダメージを与え続け、角質化が進みます。

埋没毛の予防と改善を同時にできる脱毛を検討する

医療レーザー脱毛

脱毛は埋没毛を改善できると同時にほぼムダ毛の自己処理がいらなくなるので、
予防もできてしまいます。

理想はクリニックでの医療脱毛ですが、
サロンでも家庭用でも構いません。

特に今の家庭用脱毛器は性能が高まり、
サロンと同等の脱毛効果があります。
その上、サロンより短期間で脱毛でき、脱毛コストも安くなります。

クリニックは料金が高く痛みもあり敬遠される人もいますので、
そうした人は家庭用脱毛器で自宅脱毛するのも一つの方法です。

しかし、家庭用脱毛器を使うなら高性能のものが必要になり
初期費用は高くなります。
ただ、トータルではサロンより全然安いですし、
何より、カートリッジを交換すれば半永久的に使い続けられます。

他の方法よりお金がかかるので、絶対的におすすめするとは言えませんが、
脱毛は埋没毛もムダ毛も綺麗にできます。